賢い人の分散投資−2.5B

  

(B) 外国株式対象型ETF17本)

日本で上場されているETFの中には、外国の株式を対象としたものもある。米国、中国、インド、ブラジル、ロシア、南アの株式指数に連動するものなど様々である。

日本で上場されたETFの長所として、外国の株式を対象としているにもかかわらず、円で投資資金を払い込み、円で払い戻されるので、自分で外貨に交換する手間がかからない。後述の、海外で上場されたETFの場合には、払い込みと払い戻しの通貨が米ドルや香港ドルなどといった円以外の通貨なので、投資家が円で投資をする場合には、為替手数料を別途負担して交換する必要がある。

一方、日本で上場されているものの短所として、海外で上場されているものよりも種類が少なく、選択の自由度が少ない。また、市場規模の大きな先進国を対象としたものよりも、市場規模の小さめな新興国を対象としたものの方が圧倒的に多く、対象国にかたよりがみられる。さらに、いずれのETFも、米国などで上場されている同種のもの(後述)と比較して、年間手数料が高めで、規模が小さい。規模が小さい場合には、前述のとおり、売買価格が不利になったり、希望したタイミングで売買できなかったり、中途償還されたりする可能性がある。

外国株式を対象としたETFで、純資産額が100億円を超えるものは、次の3本である。

 

主なETFの名称 コード 連動対象株価指数 信託報酬等 最低購入
代金
(円)
純資産
(億円)
サムスン KODEX 200 証券上場指数投資信
託(外国ETF)
1313 韓国200種株価指数 0.35% 20,450 1,371
上海株式指数・上証50連動型上場投資信託 1309 上証50指数 0.95% 21,500 276
ブラジル株式指数・ボベスバ連動型上場投信 1325 ボベスバ指数 0.95% 28,600 125
  

(注1)表の中の『韓国200種株価指数』は、韓国証券取引所上場の主要200銘柄で構成される時価総額加重平均指数。市場全体の時価総額の90%以上を占めている。

(注2)『上証50指数』は、上海証券取引所に上場する上海A株の代表的な50銘柄で構成される、浮動株比率を調整した時価総額加重平均指数。なお、上海A株とは、上海証券取引所のA株市場に上場している人民元建ての中国企業の株式。

(注3)『ボベスパ指数』は、ブラジルの代表的な株価指数で、サンパウロ証券取引所に上場する流動性の高い約60銘柄で構成される

(注4)表に具体名を記載するような規模には至らないが、VIX短期先物指数と呼ばれる、米国株式市場の値動き(株式先物市場のボラティリティ)の激しさを指数化したものに連動するといった、やや特殊なETF201012月に登場した。

  
  
   
FP総合研究所
  Copyright 2011 FP Global Research, Inc. All Rights Reserved