(E) 欧米以外の特定国株式対象型ETF

欧米以外の特定国の株式を扱ったETFのうち、純資産額 80億米ドル（約１兆円）以上の代表的なもの 2本を、以下に掲載した。この種の特定国としては日本も含まれるが、その多くは新興国株式であり、ブラジル、ロシア、インド、中国といったBRICsの他に、韓国、台湾、マレーシア、ベトナム、南ア、トルコなども含まれる。

海外で上場されているETFで、日本で取得可能なもののうち、特定新興国株式を対象としたETFの数は多いが、この種の特定新興国の株式を対象とするものについては、リスク分散という観点からは注意を要する。

主なETFを記載した次の表の中で、ティッカーは、アルファベット3文字のものが圧倒的に多いが、数字で表示されているものも一部含まれており、数字のみのものは、いずれも中国市場上場のETFである。中国市場上場のETFについては、払い込み通貨が香港ドルであるものが多く、その場合、為替手数料の負担が重くなる。

　　（2022年12月末現在）

（注）『香港ハンセン指数』は、香港証券取引所に上場している主要な約40銘柄で構成される株価指数。